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在宅酸素療法 [在宅]

在宅.jpgどうしても
人間、死ぬ間際はしんどいものです。

重症貧血で呼吸が苦しい。
見ている周りはなんとか苦しみから逃れさせたいと願います。

しかし…
そこには
健康保険の壁が立ちはだかります。

例えば
苦しそうだから酸素を吸わせてあげてほしいという患者家族の願望があります。

しかし
酸素療法には
厳格な「縛り」があります。

それは、適応疾患の問題です。
その方がなんという疾患なのかです。

ちなみに
在宅酸素の適応となるのは、
酸素飽和度が88パーセント以下の高度な慢性呼吸不全や
慢性心不全で無呼吸指数が睡眠時に多く確認されるものや
肺高血圧症やチアノーゼ性心疾患などがこれに当て嵌まります。



そうです。
厳密な意味では、
通常の末期医療だけであると、在宅酸素は健康保険上は難しいのです。
例えば重症貧血での症状であれば、在宅酸素の適応にはならないのです。
つまり貧血の治療をしても低酸素状態なら
そこで始めて在宅酸素の適応が出てきます。



となると
国は末期患者には十分な医療を施す体制を取ってくれていない事になります。


もっと適応を増やしていってほしいものです。


憲法に定められた
「最低限健康な生活を営む権利」とか
「生存権」とか
そんなのを認めていないことになりませんかね…



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