新型インフルエンザ、国内での感染者が拡大…５０００人を超す [インフルエンザ]
夏を迎えても、新型インフルエンザの国内での感染者が拡大しています。
５０００人を突破したことが、厚生労働省の２４日までの集計で分かりました。
先々週（１３～１９日）の新たな感染者は過去最多の１５０２人に達しました。
同省は同日から新型インフルエンザの全数調査をやめ、
集団感染の調査に切り替えるということです。
正確な数字は把握できなくなりますが、今後も感染は拡大する恐れがあります。
国内の１週間ごとの新規感染者数は、
関西の高校で集団感染があった５月中旬に２７６人を記録しました。
その後、学校閉鎖などの対策で３４人まで減ったものの、６月に入って再び増加。
感染者の累計は検疫などでの確認を含め５０３１人（２４日午前６時現在）です。
感染者の８割は海外への渡航歴がないそうです。
通常の季節性インフルエンザもいまだに１週間で４０００～８０００人の新規感染者が出ていると推定されていますが、
季節性インフルエンザが夏に入り、今冬ピーク時の２００分の１以下に減少しているのとは対照的です。
国立感染症研究所の岡部信彦・感染症情報センター長は
「夏休みが始まって学校での集団感染が減るが、行楽などで感染地域がさらに拡大する可能性がある」
と指摘しています。
思ったよりも、新型インフルエンザは日本国内で流行っています。
わが北九州市では、つい先日のファックスで
29名の新型インフルエンザ感染者がいます。
そして、新型インフルエンザ対策の国の変化を受けて
発熱外来が七月一杯で閉鎖になります。
これからは、全ての医療機関に対して発熱患者の診察を
求めていくことになりますが、
問題は、リスクの高い患者さんについて、受け入れられない場合も出てくるということです。
例えば、透析患者さんや妊婦さんなどです。
透析患者さんのように腎臓が極めて悪かったり
妊婦さんのように奇形性を考えたりした場合に
リスクが高くても、薬物が使えなかったり入院が必要になったりします。
このような「一歩間違うと生死にかかわる」重要な患者さんには
やはり入院などの処置が必要になってくるのかもしれません。
国も含めて、発熱患者さんは外にでないようにといっておりますが、
あまり現実的ではないでしょう。
誰でも身体が辛かったら、医者に診てもらおうと思うはずですから。
自己判断で、自宅療養して肺炎を併発したり
インフルエンザ脳症を併発したり…。
かからないように予防しましょう。
手荒い
うがい
咳エチケット
です。
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