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疾患の治療中

ある疾患の治療中に
なんらかの内服をしていたとすれば、
薬剤の副作用などが出ていないか確認するために
採血が必要になってくる事があります。


そこで、
例えば糖代謝異常や
脂質代謝異常などが新たに見つかったと仮定します。


すると
医者という職業の人々はこのように考えます。

「この採血異常は原因は何なのだろう?」
「この問題については、他の医者の管理下にあるのだろうか?」
などなど。

そして、
患者さんに
放置していて構わない状況なのか、
仮に放置していた場合にリスクはどうなるのか、
といった事を、説明をします。
そして患者さんの意向を汲みつつ、治療が必要であれば治療方針を決めていきます。

疾患は、時を経るにつれて状況は変わりますし
また、
その原因であるだろう物も、新たに判明していく場合もあります。


以前に、
「医者は患者から言われた通りにしていればいい」
と話された患者さんがいらっしゃいました。
それを聞いて、正直なところビックリしましたが。。。。

もしそうであるなら、
私たち医者は
投薬した薬剤に係る副作用も、
その影響としての他疾患についても
一切の
思考は不必要になります。。。

これは、医療従事者としては奇妙にうつります。
見つけた異常を、放置していていいわけはありませんもの。
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